蛍光灯電気スタンドをLEDランプに取り換える
2019.9.15 作成


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★HPの内容につて
・このHPでは蛍光灯電気スタンドの蛍光管をオーム電機製のLEDランプに取り換える方法を掲載しています。
・前半では、工事を行わないで方法で蛍光管をLEDランプに取り換える方法を説明しています。
・後半は、安定器とグロースターターを配線替えを行って、回路から外す方法を説明しています。


★すべての写真・配線図などは、クリックすれば拡大します。

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★この蛍光灯電気スタンドは約30年近く使用していて、蛍光管がチラチラするようになりました。これまでこのような故障は何度も発生して、その都度、新しい蛍光管に取り換えていましたが、 その度に、多少わずらわしさを感じていましたので、この機会に新しくLED電気スタンドの購入も考えましたが、この電気スタンドには愛着があり、捨てがたく、蛍光管を使用寿命が長いLEDランプに交換して継続して使用することにしました。
  LEDランプは価格がずいぶん安くなりましたが、まだ蛍光管に比べ、割高ですが、
     ・使用寿命が40,000時間と長く、実質、ランプの取り換えが不要になる事。
     ・蛍光灯と違い、スイッチを入れると瞬間に点灯する事。
     ・古くなった蛍光灯のようにチカチカしない。
     ・蛍光灯(15W)からLEDランプ(6.6W)となり僅かながら、省エネとなる事。

  などのメリットを考えられました。


・蛍光灯ランプの両端が黒くなっています。

・グロースターターも2~3度取り換えた記憶がありますが、長い間の使用で真っ黒になっていました。




  ・この蛍光灯電気スタンドの配線図です。安定器とグロースターターが使用されています。

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・電球型ランプのLEDへの取り換えは、口金のサイズと明るさに合ったLEDランプを差し替えるだけで簡単にLEDランプ使用に変えることができますが、棒状の蛍光灯から直管LEDランプに 変更する場合は、蛍光管と直管LEDランプでは発光方法が全く違うので、ランプの互換性や直管LEDランプ両端にあるピンの仕様について、Webや製造メーカーに問い合わせたりしながら調べました。

★分かった事
・蛍光燈には「グロースターター方式」「ラピットスタート方式」「インバーター方式」がある。
・配線工事を行わなくてもLEDランプに変更できるのは「グロースターター方式」のみである。
・LEDランプの給電方式は片線・両線などメーカーごとに異なる。(下図参照)
・蛍光燈からLEDランプへの取り換え方法はメーカーごとに違うのでメーカーの指示どおり実施すること。
・指示どおり実施しないと発火や破損する危険がある。


 ★【参考】 LEDランプの給電方式一覧
(仕様変更されている可能性もあるので、配線変更工事を行う場合は必ずメーカーに確認してください。)

・(1)片側給電方式

・(2)両側給電(片ピン接続)方式



・(3)両側給電(両ピン接続)方式

・(4)両側給電(片側給電ダブル)方式



・(5)特殊な例(片側給電)




・LEDランプは工事無しでLEDランプに交換できるオーム電機製の直管LEDランプ「グロースターター器具専用交換ランプ(ダミースターター付属)」を購入しました。

・購入したLEDランプです。ダミースターターが付属品で付いています。

 
・梱包箱に取り付け方法「グロースターター器具に使用する場合(図1)」が記載されていました。右側の写真が拡大した様子です
 
・拡大・蛍光管を「LEDランプ」、グロースターターを「ダミースターター」に差し替えれば安定器は外さなくても使用できるように記載されています。


★【参考】LEDランプ及びダミースターターの導通状態をテスターで測定しました。

①箇所 LEDランプのピン端子(型番が印刷されている側)------導通無し
②箇所 LEDランプのピン端子(型番が印刷されていない側)------導通あり
③箇所(ダミースターター)-------導通あり

★製造メーカーの㈱オーム電機に確認したところ

①箇所 給電側で交流100Vを直流電源に変換する整流回路が入っている。

②箇所 2つのピンの間をヒューズで短絡。

③箇所(ダミースターター) ヒューズで短絡。

との回答でした。




★以上よりこのLEDランプへの給電方式は
(5)特殊な例(片側給電)であることが確認出来ました。

(5)特殊な例(片側給電)






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★蛍光管を「LEDランプ」に、グロースターターを「ダミースターター」に差し換え後の配線図です。

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★以上で、工事を伴わないで「蛍光管をLEDランプに取り換える」工程は終了です。


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★これから以下は
安定器とグロースターターを取り外すための配線の変更方法を記載しています。


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・取り付け方法としてグロースターター器具以外に使用する場合、例としてラビットスタート方式、インバータ方式などの配線方法が記載されていました。
 
・拡大・この記載内容からLEDランプは安定器が無くても、使用可能なことがわかりました。


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・上図のように安定器を回路から外す配線替えを行いました。なお、ダミースターターも回路から外れるように配線替えを行いました。

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工事実施後は、このような配線図になります。




赤い4箇所の×印を切断し、緑色の箇所を接続します。



・接続は圧着端子で接続しました。
 
・テーピングで絶縁処理をしました。


・後側を見るとグロースターターを外したので穴が開いた状態になってしまいました。
 
・ごみが入ったり、見た目も悪いので、再度ダミースターターを取り付けました。もちろん「ダミースターター」は電気回路から外れています。




①2灯式グロースターター方式の蛍光灯を同じくオーム電機製のLEDランプを使用してLED化する方法。
  ・2灯式グロースターター方式の蛍光灯は、グロースターター方式の蛍光灯電気スタンドと同じ方法でLEDランプ使用に変えることが出来ます。


・蛍光灯、安定器、グローランプが各2個、プルスイッチ、豆電球があるので、配線が多く、ルート確認に手間がかかりますが、配線の変更の考え方は蛍光灯電気スタンドと全く同じです。
 
・電気回路から外した安定器とグローランプは特に邪魔でないので、取り付けたままにしています。

 ②インバーター方式の蛍光灯スタンドを同じくオーム電機製のLEDランプを使用してLED化する方法。
  ・インバーター方式の蛍光灯スタンドをLED化するメリットはLEDランプの使用寿命が長い、電力量が半分程度になる程度で余りありませんが、変更が簡単なので実施しました。



・インバーター方式の場合はグローランプを使用していないので、LEDに変更後も外見は全く変わりありません。
 
・写真はインバーター用電子部品を取り外し、配線替えを行なった後の状態です。配線変更は簡単でインバータ部分の付線を外し、外した両端を接続するだけです。

 

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以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。









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